予約・手術の流れ

パイプカット手術について

パイプカット手術について精子の通り道である管を結紮して切除し、精液に精子が存在しないようにする手術です。ほぼ100%という確実な避妊法であり、女性の体や心にも一切の負担をかけないことが大きな特徴です。
ただし、パイプカット手術を受けた場合、事情が変わって子どもがほしくなった際には自然に妊娠できる可能性はほとんどありません。再吻合の手術も存在しますが、難易度が高く、吻合に成功しても妊娠の可能性は低いとされています。ただし、体外受精で妊娠に成功したケースはあると報告されています。
ですから、パイプカット手術に関しては、パートナーの方と十分に話し合って決めていただくことが重要になります。

泌尿器学会専門医による、精緻で繊細なパイプカット手術

高度な技術や専門知識を基に、わずか3~4㎜の切開による日帰りパイプカット手術を行っています。侵襲が少ないのでダメージが大幅に抑えられ、所要時間が短く、痛みや出血を最小限にでき、回復も早くなっています。

手術までの流れ

カウンセリングでパイプカット手術について十分な説明を受け、パートナーの方ともしっかり話し合ってお互いに納得され、手術を受けることになってから手術までのステップをご紹介します。

1意思確認

パイプカット手術を受ける意思がご本人にあることを確認します。

2同意書確認

配偶者がある方には、配偶者の同意書を提出いただきます。

3手術の説明

手術の内容、術後の注意点、可能性のある合併症などについて、くわしくお伝えします。

4決定

内容をご理解いただいた上で、手術同意書にご本人のご署名をいただきます。

5手術

剃毛、消毒、局所麻酔などを行った上で、手術を行います。
なお、事前の食事制限などはありません。

パイプカット手術の合併症

日帰りで受けられますが、外科手術ですから、合併症はゼロではありません。

痛み

手術後に痛みが出る可能性があります。以前に比べてかなり軽減しており、ほとんどの場合は軽度の痛みでおさまりますが、1割程度の方に下腹部痛または陰嚢痛が起こります。お渡しする鎮痛剤の服用で気にならなくなるケースがほとんどであり、1週間程度で軽快します。ただし、薬を服用しても痛みがおさまらない場合にはご連絡ください。

出血

パイプカット手術では、陰嚢内の出血や血腫の可能性がわずかながらあるとされていますが、当院の切開は3~4㎜ととても小さいため、術後の内出血はほとんど起こりません。また、傷口に出血があった場合は、軽く圧迫するだけで止血できます。

精子の再疎通

手術後、精液検査で精子がなくなった場合でも、再び精子が出てくることが、かなりまれではありますが存在するとされています。米国泌尿器科学会の報告では再疎通率が1%、0.05%の妊娠率とされています。そのため当院では事前に「100%に限りなく近くはあっても99.95%であり、100%ではない避妊法であること」をしっかりお伝えしてご理解いただいてから手術を行っています。

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